忙しさにかまけて、食を疎かにしてしまっていませんか?
「口から入れるもの(食べ物・飲み物)と、口から出すもの(言葉)には注意しなさい。良いものを選ぶようにね。」
小さいころ、お婆ちゃんがそう教えてくれたことを思い出します。
フリーランスのライターやデザイナーは、まさに“感性をアウトプットすること”が仕事の職業です。
良きアウトプットのためには、良きインプットが欠かせません。
そのために多くの皆さんが、情報やセンスの吸収に勤しんでいることと思いますが…。
「口から入れる“食べ物”」に関しては、どうでしょうか?
そこで今回は、私自身のライター経験から、「フリーランスのライター、デザイナーにオススメの外食・弁当の選び方」をご紹介したいと思います。
なぜ外食・弁当なのか?
フリーランスの働き方は、時間に縛られないのが大きな魅力。ですが言い換えれば、仕事に追われていると、昼も夜もないほど忙しくなってしまいます。
そんな時には、悠長に自炊している余裕もないのが、正直なところ。
そこで今回は、忙しくてもさっと済ませられる、「外食・弁当」に焦点を合わせていきます。
やっぱり基本はバランス!厚生労働省推奨の基準とは?
良い仕事は元気なカラダから、そして元気なカラダはバランスの良い食事から!
というわけで、どんな職業でも、食事はバランスが大切です。
厚生労働省の定めた「食事バランスガイド」をチェックしてみました。
主食、副菜、主菜、乳製品、果物を揃えよう | |
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主食 | ごはん、パン、麺類など。ごはんの場合、1日に中盛り4杯程度。 |
副菜 | 野菜、きのこ、芋、海藻類など。野菜の場合、1日に5皿程度。 |
主菜 | 肉、魚、卵、大豆料理など。1日に3皿程度が目安。 |
乳製品 | 牛乳、ヨーグルトなど。牛乳の場合、1日に1本程度が目安。 |
果物 | みかんの場合、1日に2個程度。 |
この基準と、外食・弁当メインの食生活を比較してみると、肉類(主菜)が多く、副菜(野菜)、乳製品、果物が不足しがちだと思います。
肉類はやや少な目に、野菜を多めに意識し、乳製品や果物も摂取するよう心掛けたいですね。
主菜の選び方:DHAを補う「魚介類系」
外食やお弁当は、意識しないと「お肉類」が多くなってしまいます。
ですが、クリエイティブなワークシーンにオススメしたいのは、魚介類系の主菜です!
魚介類は、疲労回復にピッタリなタウリンや豊富なアミノ酸など、栄養学的なメリットも多い食材。
なかでも特に注目したいのは、魚介類に豊富に含まれる「DHA」です。DHAには、脳の働きを活性化させる効果が確認されているからです。
DHAが神経細胞の膜にたくさんあると膜がやわらかくなり、神経伝達物質の生産量が高まり、脳内の情報伝達が活性化します。また、DHAは樹状突起を増やしたり、軸策の成長を促す働きもあります。さらに、DHAには神経細胞にダメージを与える活性酸素の消去能力を高め、「サイトカイン」と呼ばれる炎症性物質の過剰生産を抑える働きがあることも報告されています。
副菜の選び方:野菜を必ず“別買い”で揃えよう!
厚生労働省の食事バランスガイドを見るまでもなく、普通にお弁当を買ったり、外食をするだけでは、野菜が圧倒的に不足します。
そこで私は、食事の時はかならず、野菜を“別買い”で揃えるようにしています。お弁当を買う時は、お弁当+野菜サラダ。
ファミレスやファーストフードで外食をする時も、メインの注文と別に、サイドメニューのサラダを頼みます。
野菜をしっかり食べると、ビタミンやミネラルがしっかり補給されるからでしょうか。
心なしか、お肉と炭水化物メインの時よりも、頭がシャキっとします。また、生野菜サラダは歯ごたえも良く、しっかり噛むため、それも脳の活性化になりますよ!
糖分は果物で補うのがベスト!
ライターやデザイナーは、頭脳労働職。集中力や脳の働きがモノを言う世界です。
疲れた脳には、糖分の補給が欠かせませんよね。そのため、仕事中に甘いものを食べる方も多くなっています。
チョコレートなど、お菓子に糖分補給を頼る場合もありますが…。
実は、果物で糖分補給をしたほうが効率が良くなります!
まず、果物は消化が良く、胃に溜まらないため、「お腹がふくれて、頭がぼーっとする」という問題がほとんどありません。さらに芳香な香りによる、リフレッシュ効果も期待できます。
もちろん、糖分も意外なほど含まれていますし、ビタミン類も豊富です。お菓子で糖分補給をするよりも、ずいぶんと効率的になるんですよ!
食事バランスを考えるなら、フルーツヨーグルトもオススメのチョイス。不足しがちな乳製品もしっかり補えます。
あなたのより良いクリエイティブのために、ぜひ、参考にしてくださいね!