お家で仕事をする在宅フリーランスの皆さん「仕事場所と生活空間の切り分け」は、しっかりできていますか?
空間の切り分けは、気持ちを切り替えるだけでなく、確定申告の際の経費の計上にも関わる、大切なポイントです。
ケースバイケースですが、一般的には、[住宅費] × [仕事に使う空間の面積%]…といった計算で住宅費の一部を業務費用として計上できるんですよ!
ですが実際に「切り分けよう」と思っても、そうそう厳密にはできないのが、現実の難しいところ。そこで今回は、仕事空間の切り分けに役立つ、整理整頓やお部屋づくりのテクニックを紹介していきます。
パーテーションやカーテンで“仕事空間”を区切る
仕事専用の部屋が1室用意できれば、それに越したことはありませんが…。現代日本の住宅事情では、それも難しい場合が多いですよね。
その場合、パーテーションやカーテンを使い、部屋の中の1区画を「仕事空間」として区分ける方法があります。
デスクまわり+αの狭い空間になるかもしれませんが、こうして区分けることで、「仕事専用の空間」を確保できます。
仕事に無関係なものを置かない
さて、あなたのお仕事空間を、今一度ざっと見直してみてください。何があるでしょうか?
PC、ノート、筆記用具、資料、音楽プレーヤー、マグカップ、漫画本…。
漫画本は、仕事に必要なものでしょうか?業務資料であれば問題ありませんが、そうでないなら、仕事空間から追い出してしまいましょう。
音楽プレーヤーは切り分けが難しいところですね。音楽を聴いていたほうが仕事がはかどる…という方もいるので、柔軟に対応しましょう。
仕事道具だけを置き、その他のものは別の空間に移すことで、「仕事専用の空間」という意識も高まります。
仕事の時以外は、なるべく立ち入らない
空間の切り分けは、習慣や行動・意識でも行っていくと効果的です。
仕事用の空間を用意できたら、「仕事の時以外は、なるべく立ち入らない」ようにするのが理想です。
ちょっと一息入れる時も、仕事用スペースから出て生活空間に戻るようにしましょう。
お掃除も大切!細かいゴミ、ホコリをキレイにしよう
お仕事用の空間は、細かいゴミやホコリをふき取るなど、こまめな清掃も大切です。
作業環境は、やはりキレイなほうが気持ちも良いものです。
また、特に空冷式のPCを使う場合は、ホコリの除去は必須です。冷却ファンにホコリが溜まると、PCの排熱能力が落ちてしまいます。そうするとCPUの温度が上がりやすくなり、PCの寿命が短くなったり、壊れやすくなります。
大切な仕事のデータや、納品直前の成果物が一瞬でダメになってしまう…といったトラブルを防ぐためにも、しっかりと掃除をしましょう。
お家の中で仕事空間を切り分けるメリット
在宅ワークでは、仕事空間と生活空間が一体化してしまいがちです。「通勤」「出勤」というプロセスもないため、“気持ちのスイッチを切り替える”ことが難しくもなります。
朝起きてシャワーを浴び、朝食を食べて、「さあ仕事に取り掛かろう」と思っても、ついついテレビを見てしまう…なんて経験は、多くの在宅ワーカーの皆さんに心当たりがあると思います。
ですが、「仕事用の空間」が、生活空間とは違うものとして確保してあれば、『まずはそこに行く』だけで、気持ちのスイッチが入るようになります。
また、冒頭でも紹介しましたが、仕事空間をハッキリさせておくことで、その面積分の住宅費が、確定申告の際に経費として認められます。
こうした制度上のメリットもあるので、仕事空間の切り分けは、なるべく明確に行っておきましょう。