フリーの在宅ワーカーには、“健康上の悩み”がつきもの
「運動不足」は、その最たるものの一つではないでしょうか
ライター、デザイナー、プログラマーなど、自宅で仕事をするフリーの在宅ワーカーが増えました。
私も会社員時代を経てフリーライターとなりましたが、日々の通勤がない、会社の階段を上り下りしない…というだけで、『こんなにも運動不足になるのか』と、愕然としたことを覚えています。
そこで今回は、とくに“引きこもり系”なフリーの在宅ワーカーの、運動不足解消法についてご紹介していきます。
なにかと機会を見つけて、外を歩く
もっとも手軽にできる運動…そしてフリーの在宅系ワーカーにもっとも不足する運動…それは、「歩くこと」ではないでしょうか?
一日中、自宅のデスクに向かって仕事をしていると、『たぶん100歩も歩かなかった』なんて日々が延々と続いてしまいかねません。
そこでオススメしたいのが、「何かと機会を見つけて、外を歩く」ことです。
たとえば…
- コンビニに行くとき、わざと少し遠いお店を選ぶ
- 一息入れるとき、外に出て散歩をする
- アイデアに煮詰まったら、散歩をする
- 頭をスッキリさせたい時に、散歩をする
とにかく、歩きます。
ポイントは、「何かと機会を見つけること」です。
最初から『運動不足だから歩こう』というだけでは、ちっとも仕事に役立つ気がしませんよね。
『そういうのは、もっと余裕があるときにやろう』となり、いつまでたっても運動不足は解消されず…。
なので、“歩くために歩く”のではなく、“頭をすっきりさせるため”“アイデアを出すため”“買い物に行くため”など、歩く理由を見つけておきます。
この方法なら、仕事中でも歩く習慣が身に付き、運動不足の解消につながります。
煮詰まったら、掃除をする
私のフリーランス仲間には、「仕事に煮詰まったり、ストレスが溜まると掃除をする」というイラストレーターがいます。
ちょっと変わった習慣だな…と最初は思いましたが、在宅ワークの運動不足解消には、意外と効果テキメンです。
厚生労働省「運動所要量・運動指針の策定検討会」による平成18年7月の報告書、「健康づくりのための運動基準2006~身体活動・運動・体力~」によると、30分間の掃除の運動量は3.0メッツ。
これは、ウォーキング30分間に相当する運動量だとされています。
掃除をすることで、仕事まわりの環境がスッキリすることも、大きなメリットです。
良い仕事は、良い仕事環境から。
掃除をすることは、気持ちのリフレッシュ、運動不足の解消、業務環境の整備…と、一石三鳥の利点があります。
椅子をバランスボールに変える
EGS(イージーエス) バランスボール アンチバースト仕様 ポンプ付き 65cm
デスクワーク中の運動不足解消に、「椅子をバランスボールに変える」という試みも、大勢の方が挑戦しているようです。
ネットで検索すると、個人のブログなどで、たくさんの実践報告が出てきます。
気になる体験談や効果の実感ですが…。
- 「肩こりや腰痛がなくなった」
- 「筋肉がついて、体格が良くなった(男性)」
- 「バランス感覚が良くなり、空手の回し蹴りが打てるようになった」
など、かなりスポーティな実感が報告されています。
回し蹴りスキルが、デスクワークの実務能力にどう影響するのかは、ちょっとわかりませんが…。
運動不足解消には良い方法のようですね。
他にも、
- 手元に小さなダンベルを置いておいて、いつでも体操ができるようにしておく
- 座りながらできる、簡単なエクササイズをマスターする
といった方法もあります。
「運動不足を解消しよう」と思うと、つい、「本格的な運動に取り組まなければいけない」と考えてしまいがち。
ですが、そうした手段を取らなくても、仕事中にできる、ちょっとした運動もあります。
忙しい中でもできる、かんたんな運動を習慣にして、無理なく実践していきたいですね。