小さな会社を起業するときに従業員は必要?従業員を雇うメリットとデメリット

従業員を雇うメリットとデメリット

従業員を雇うにはメリットも大きいですが、責任と覚悟が必要でありデメリットも当然あります。

従業員を雇うということは、お給料を支払わなくてはいけません。

それだけではなく、様々な保険もかかることになります。

その従業員一人のことだけでなく、背景にいる従業員の家族の人生を背負うことになるのでしっかりと考えて雇用を決めなければなりません。

まだ業績も安定してないのに従業員にお金を支払うのは大変なので、会社のお金の収支と見比べて無理のない雇用をするべきです。

なので、最初は1人で始めるケースも多いです。

メリット…仕事が楽になる・回転率が上がる

従業員を見極めて、しっかりと働いてくれる人員を入れることで、仕事を任せることができるので楽になります。

また、与えた仕事において能力が高ければ会社に大きく貢献してくれることでしょう。

しかし、たとえ会社の業績が悪くなってもすぐに解雇というわけにはいきません。

労働基準法などの法律で従業員側はたくさんの法律で守られているので、きちんと理解した上で万が一のときのリスクも考えて人材を選ぶ必要があります。

各種手続きも従業員を一人でも雇ったとなれば手続きをしなくてはならないので、ある程度の時間と労力も要することになります。

仕事の効率を考えればメリットはもちろんありますがたくさんのデメリットも考慮して雇用しなければなりません。

デメリット…税金関係など手続きが大変

社内での手続きに加え、労働基準監督署、年金事務所、ハローワーク、税務署、従業員居住市町村への手続きが多いので注意が必要です。

まず、一人でも従業員を雇う場合には「給与支払事務所」ということになり、従業員から源泉徴収税を徴収する義務が発生します。

雇用主は、給与を支払うことになった日から1ヶ月以内に所轄の税務署に届出書を提出しなければなりません。

従業員から微収した源泉所得税を代わりに収めます。

また、従業員以外でもデザイナーやライターなどの個人事業主に報酬を支払う場合も同様に源泉徴収をする義務が生じます。

その他にも勤務中や通勤中に災害などに巻き込まれたり事故に遭ったりした場合に補償してくれる(パートやアルバイトなども含め従業員を守ってくれる)労災保険に加入し、保険料を支払わなければいけません。

所定労働時間が20時間以上で、31日以上引き続き雇用する見込みの従業員を1人以上雇用する場合には、雇用保険も必要になります。

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