目先のお金に飛びつかない資金の管理と利益の管理の2つの考え方

 記事の最終更新日:   作成日:2014/9/3

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資金管理の概念があれば、事業は存続します。
ただし、それは個人事業主にとってはとても低いハードルであり、最低限のコントロールでしかありません。

お金を出し、お金が残る、というのはこのサイクルが破たんしてしまえば事業が終わる、というものですが、誰かに給料を支払っているわけでもなく、自分自身の 実入りが少なくなるという状況で(幸運にも?不幸にも?)済んでしまう個人事業主はよっぽどでない限りクリアしてしまいます。

ただし、資金管理ができていても、それは事業が続くだけで儲かっていることを意味しません。いい生活や幸せにつながりません。

払ったお金に対して効率的にお金を回収できているかということを把握することが必要なのです。そして、そのためには利益の管理が必要です。それも、粗利ではなく、自分自身の人件費まで見込んで営業利益ベースの管理を考えることをお勧めします!

この感覚を忘れなければ、仕事を新しく受注する時に、売上ではなく自分自身が満足できるお金がいくら残るか、という計算をすることができます。

凄く単純化した話をします!

たとえば、100万円の仕事でも1,000時間かかる仕事を受ければ時給は1,000円です。

1万円の仕事でも、2時間で終わる仕事なら、時給は5,000円です。

自分の基準の時給を3,000円と設定していれば、前者は受けるべき仕事ではなく、後者は受けるべき仕事です。仮に前者の100万円の仕事をうけるのであれば、300時間で終わらせるくらいの気持ちが欲しいところです。では、その方法は?どういうスケジュールで300時間に収めますか?

「貧すれば鈍す」ということばがありますが、目先のお金がほしいときにはどうしても100万円に飛びついてしまいがちになります。しかし、100万円に1,000時間費やしてしまったら、あなたは後どれだけ働けるのでしょう?

1日10時間年間200日働くとして、全部でたった2,000時間しか資源がありません。基準となる時給が3,000円とすれば、1,000時間で200万円の赤字が出ているので、残り 1,000時間で500万円稼がなければならなくなります。

ここで、働く時間を増やせばいいのではないか、と考える人もいるかもしれません。では、続けて尋ねましょう。

「あなたはその追加する時間に対して残業代を支払えますか?」

払えないのだとしたら、あなたは自分自身がサービス残業を要求する経営者と同じになってしまっているのです。

個人事業主は、ともすればサービス残業を強要する経営者になってしまいがちです。

だからこそ、事業の継続のために、資金の管理だけではなく利益の管理を考えてください。それも自分の人件費を含めた営業 利益ベースの管理で。営業利益をどれだけ残すか、ということを真剣に考え続け、改善を続けること、それが個人事業を続けていくために必要な考え方です。

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